より中枢への治療を心がける

最近の鍼の傾向は、より中枢のトリガーポイントを感じることへ意識を向けています。

より中枢への意識のおかげで、今まで見えていなかった古い具合の悪さに気づけています。

骨にへばり付いた感じを、硬すぎるように狙うのではなく、硬くてもこの方向の方がより心地よい響きに感じられると思って進めています。

患者さんにとっては、響きが痛いにつながって不快だと思われる方も多いですが、この方が気持ちいいのでは?と思うと刺入速度の変化を自分自身で感じられて、思うだけでも違った感覚を得られて無理なく自然を求められていると思っています。

ですが、それを求めるあまり患者さんを痛がらせてしまう経験もしました。

自分が思うだけではダメなんだと、患者さんに申し訳なさで一杯です。

何事も、ちょうど良さをその都度感じられるといいです。