お掃除する

関節の治療と筋膜の治療は大きく違うのですが、目的地は一緒です。

患者さんによっては「良くなってきたのに、また関節がずれちゃったみたい」とおっしゃる方がいらっいますが、

それは、術者がタイミングよく関節の治療を行なっていればそのようなことにはならないはずなのです。

もしくは、ずれてないのです。

そのようにズレることはほぼないのです。

筋膜を良くすることで歪みが良くなるか?

歪みではなく筋膜によって引っ張られている場合の撓み?とか曲がり?とかですと筋膜の治療で良くなります。

でも、外傷性、遺伝性、その両方の場合は、関節のずれ、位置違いは筋膜の治療ではどうにもなりません。

筋膜の治療で良くなるかもしれませんが、根治ではないのです。

私は、その両方で関節に対してアプローチしますが、頭で思っている目的が全く違います。

だからこそ、一人一人の治療が異なるわけです。

古く関節や骨にこびりついている筋膜は関節を動かしても動かないし、

たとえ動いたとしても、掃除し切れてなければ元通りに位置違いを起こします。

目的が違う。

そこが重要だととても思っています。